コミュニケーションの補助輪が外せない

一面的なものの見方やすぐ決めつける性格を直したいと、ずっと思っている。

相手の立場に立って考える想像力が弱い、最初に浮かんだ選択肢に飛びついて他の選択肢を考えない。社会人になってからそういう単純独善な思考の癖を認識しだして、どうにかしなきゃと改善に取り組んでいる。

施策はとにかく、「書く」+「寝かす」。

簡単なものでいうと、LINEのやりとりでは先に類似のアプリに試し打ちして確認している。Lieというセルフチャットアプリがあって、文章をそこに打ち込んで画面上で見ると、けっこう俯瞰で気付けるのだ。このワンクッションで幾度命を救われたか。

LINEで送信した直後に「え、なにこれキモすぎ」と気づくことがあまりに多くて始めた。正直、実にまどろっこしくて手間だ。でも仕方ない。Lieに打ち込んでみると、最初に思いついた返しの6~7割が味気ないか滑ってるか思い込みだから。コミュニケーションの補助輪が外せない。

難点は相手を待たせることで、Lieに書く+2~3時間寝かすのが基本なので即レスはほとんどしない。この記事知り合いには見せられない。

 

もう少し根本的な改善としては、「相手はどう思う?」とノートに書くのを習慣づけている。他人に何かを提案したり返答する前に、相手がどう思うか可能性を想像して書き出すのだ。「この言い方だと押し付けぽく感じるかも」とか、よく思われないパターンを考えることに意味がある。

どちらの取り組みも、少しでも判断を保留して寝かすだけで全然違った。(同時に、自分がいかに即決したがるかも自覚した。)

気付けないものは直せないから、気づけた分は1ミリでも2ミリでもよくしていきたい。もうしばらくはよろしく補助輪。