考えるときのお守り

知れていてよかったお気に入りの言葉。

「考えている事を考え抜く事ができない時のみ、人は本当に考えているのだ。」

 

ドイツの文豪ゲーテさんの言葉で、昔ネットの格言集を読んでたときに見つけた。

最初見たときはそれくらい真剣に考えなきゃって自分を戒める意味でとってたんだけど、この言葉に救われた時は逆で、難しい問題なら一直線に考え抜けないときもあるものだという許容の意味で支えになった。

すでに状況が悪くて考えることが苦しいけど、考えなければいけないとき。とても大事だから簡単に答えを出せないけど、自分だけの問題じゃないから一刻も早く答えを出さないといけないとき。

思い込みや楽したい気持ちで安直な選択をしないよう、少しでも日を寝かせて何度も考え直すサイクルをとりたいと思っている。大事な判断を溜め込みながら過ごすのは気が気じゃないけど、そういう時に冒頭の言葉で少しだけ焦りや不安を肯定できた。

この問題はすぐに答えの出る簡単なものじゃないから、何度も休憩タイムを挟んでしまっても、何も考えが進まず今日はもう切り上げようってときも、それはただ情けないだけじゃないって。

だから自分にとってはお守りみたいな、知れてよかった言葉。